タミフルの耐性菌はアジア風邪が原因

タミフルはインフルエンザの治療に使われる抗生物質ですが、耐性菌の存在が問題となっています。耐性菌は抗生物質を服用しても、生存し続けます。インフルエンザのようにウイルスが原因で発症する病気は、抗生物質で完治させることはできませんが、症状の悪化を防ぐことに効果を発揮します。しかし抗生物質を正しい量で服用しなかったり、途中で服用を止めたりすると、その抗生物質を使っても生き残る菌が発生して、抗生物質を使えば使うほど耐性菌に感染しやすくなります。タミフルにはその耐性菌がアジア風邪をきっかけに増えたと言われています。アジア風邪は1957年に中国を中心に感染者が出た新型インフルエンザです。1910年に世界的な混乱を与えたスペイン風邪の次に大規模な流行を記録しました。世界中で100万人異常が死亡し、新型ウイルスはA-H2N2亜型であると特定しています。このウイルスは11年間流行し、これに感染して発症するインフルエンザをAアジア型と呼びます。現在はワクチンが製造されているので予防はできますが、特効薬はないので感染したらタミフル服用します。A型はブタやトリ、牛などの動物にも感染し、トリに感染したウイルスと人に感染したものがブタに感染したことで、ブタインフルエンザを発症して、アジア風邪が引き起こされました。アジア風邪は現在は流行していませんが、当時は多くの人がタミフルを服用しました。薬は医師や薬剤師の指示に従って服用するものですが、指示を守らないでぞんざいに扱う人も世界のあちこちにいました。それが原因でタミフルには耐性菌ができてしまい、インフルエンザの感染者が服用しても効果が出ないで重篤な症状を訴えることがあります。